新しいリハビリやトレーニングのひとつとして、ロボットを使った取り組みが広がってきています。
なかでも、保険外で取り組むリハビリ(いわゆる自費リハ)やパーソナルトレーニングのなかでロボットを装着して取り組むトレーニングなどを揃えたところも出て来ています。
ここでは、保険外で取り組むことができるロボットリハビリやトレーニングについての施設を紹介していきたいと思います。
ロボケアセンター グループ
画像引用(https://robocare.jp/)
ロボケアセンターでは、装着型サイボーグHAL®を使用したトレーニングを行うことができます。
HAL®下肢タイプを装着してトレッドミル上で歩行トレーニングを実施したり、単関節タイプを装着して肘や膝・足関節の屈曲伸展を反復的に取り組んだり。
腰タイプを装着して行う運動では体幹機能のトレーニングを行うことができます。
HAL®の操作に習熟したトレーナーや理学療法士がロボットトレーニングをサポートしてくれます。
HAL®下肢タイプ
HAL®単関節タイプ
HAL®腰タイプ
価格例:名古屋ロボケアセンター
トライアル 15,000円
60分コース 15,000円/回
90分コース 18,000円/回
施設によって価格が少し異なります。公式ページより確認してください。
主な対象:脊髄損傷・神経難病・脳性麻痺・フレイル・脳卒中など
ロボケアセンターで実施しているNeuro HALFIT®は民間保険適用が可能です。
【対象となる保険契約】
大同生命、AIG損害保険、損害保険ジャパン
詳細は公式ページより確認してください。
脳梗塞リハビリセンター
脳梗塞リハビリセンターは、斬新なネーミングで登場しフランチャイズ展開とともに保険外(自費)リハビリを全国区に普及させたと表現できるかと思います。
脳梗塞リハビリセンターに所属する理学療法士や作業療法士とともにリハビリに取り組むことができます。
HAL®改善コース
画像引用(https://noureha.com/menu/hal/)
世界初の装着型サイボーグと理学療法士・作業療法士によるマンツーマンリハビリ。在宅レンタルプランもあり。
HAL®改善コースでは、評価・カウンセリングをもとに基本メニューのリハビリに加えて、HAL®を使用したリハビリを行います。
最先端の機器の特性を最大限引き出すリハビリを最適な頻度と期間で実施できることが特徴です。
HAL®腰タイプ
HAL®単関節タイプ
在宅HAL®レンタル
価格:基本プラン 330,000円 + HAL®改善コース 77,000円
1回2時間45分×2か月間 全14回
HAL®改善コース 110,000円
1回50分×全10回
主な対象:脳卒中・脊髄損傷・脳性麻痺・神経筋疾患・フレイル・介護予防
Re-Gait®リハビリ
画像引用:(https://noureha.com/menu/re-gait/)
脳卒中後遺症リハビリのプロによる評価・カウンセリングの基に行うロボットリハビリ。歩行機能改善に適しています。
価格:Re-Gaitリハビリ体験 3,000円
1回 30分
主な対象:脳卒中による歩行機能の低下
機能回復センター HITO Plus(ヒトプラス)
画像引用(https://hitoplus-reha.com/)
HITO Plusは専門知識を有したスタッフが、フィジカルトレーニングと装着型サイボーグを活用したトレーニングで機能向上をサポートしてくれる施設です。
HAL®腰タイプを装着して各種トレーニングを行うプログラムが用意されています。
HAL®腰タイプ
価格:初回体験プラン 5,500円 80分
8回プラン 128,000円
80分×8回/週1~2回程度
16回プラン 243,200円
80分×16回/週1~2回程度
アフターメンテナンス 121,600円
80分×8回/状態に合わせて
主な対象:脳卒中などの後遺症・フレイル等
リハビリスタジオ群馬
画像引用(https://rehabili-gunma.jp/)
医療法人樹心会グループが運営する保険外リハビリ施設です。
理学療法士・作業療法士・鍼灸師が目標達成に向けて、ご利用者に寄り添い一丸となってリハビリを行うことを掲げています。
群馬県内でHAL®を受ける事のできる自費リハビリ施設はこちらのみのようです。(2022.7月現在)
HAL®を装着して歩行や関節運動などの各種トレーニングを行うプログラムが用意されています。
ロボットスーツHAL®を用いたトレーニングや鍼灸を用いたリハビリ補助治療を組み合わせて、最大限の可能性を引き出すことが期待できます。
HAL®下肢タイプ
HAL®単関節
価格:症状によってプランが異なります。
詳細はお問合せください。
※期間限定 無料体験実施中
主な対象:脳卒中後遺症・パーキンソン・脳性麻痺・脊髄損傷など
おとのい ロボットリハビリステーション堺東店
2022年8月にオープンした保険外リハビリ施設です。
急性期~回復期のリハビリテーション病院で経験を積んだ理学療法士が在籍し、最大120分間マンツーマンのリハビリを受ける事ができます。
パーソナルリハビリコースに加えて、HAL®を装着して歩行や関節運動などの各種トレーニングを行うHAL®リハビリコースが用意されています。
HAL®下肢タイプ
価格:90分パーソナルリハビリコース 220,000円
1回90分 週2回 計16回
120分装着型サイボーグHAL®リハビリコース 330,000円
1回120分 週2回 計16回
50分装着型サイボーグHAL®訪問リハビリコース 13,000円
1回50分 自宅へセラピストが訪問してHAL®を用いたリハビリを実施
アフターケアHAL®リハビリコース 247,500円
1回120分 週1回 計12回
主な対象:脳卒中後遺症・整形疾患後遺症・神経疾患など
訪問看護ステーションミライズ
画像引用(https://www.merise-nurse.com/)
東京都北区を中心に活動されている小児専門の訪問看護ステーションミライズさんでは、小児から成人までに対応できる自費トレーニングを提供されています。
HAL®の操作に習熟した看護師や理学療法士が自宅にHAL®を持参して、訪問でHAL®を装着して各種トレーニングを行うプログラムが用意されています。
HAL®腰タイプ
(小児のみ)
HAL®単関節タイプ
(小児・成人)
価格:60分 16,600円
90分 17,600円
対象エリア:東京都北区及びその隣接エリア
九州再生医療センター
画像引用(https://kyusyusaiseiiryou.jp/rehabilitation)
再生医療×リハビリ×HAL®を合わせた日本初の再生医療専門施設です。
カウンセリングによりオーダーメイドのリハビリプログラムを作成。
リハビリプログラムでは、徒手療法によるリハビリに加えてHAL®︎によるリハビリも取り入れて、身体機能の改善促進を行っています。
HAL®下肢タイプ
価格:1ヶ月プラン 1回 16,500円
週3回の施術で計12回 198,000円
3ヶ月プラン 1回 14,850円
週3回の施術で計36回 534,600円
6ヶ月プラン 1回 13,200円
週3回の施術で計72回 950,400円
主な対象:脳血管障害・脊髄損傷など
訪問ロボットリハ スタンドアップ
画像引用(https://www.robotreha.com/)
東京都内で活動されている訪問型ロボットリハビリです。
訪問ロボットリハでは、HAL®腰タイプの使用経験が豊富なトレーナーがお客様の自宅に訪問してトレーニングを実施する内容です。
HAL®を装着して、立ち座り等をアシストして体幹機能向上を促してくれるということです。
CYBERDYNE株式会社元社員の大川さんが創業されています。
大川さんは車いすYoutuberの方にHAL®を使ったトレーニングに関わってこられたHAL®腰タイプNo.1トレーナだそうです。
HAL®腰タイプ
価格:トレーニング2回券 15,000円
2週間に1回程度
トレーニング4回券 29,800円
1週間に1回程度
主な対象:廃用症候群・神経難病・脊髄損傷・脊柱管狭窄症・脳卒中後遺症・パーキンソンなど
対象エリア:世田谷区・大田区・目黒区・渋谷区・港区・品川区・杉並区
自宅でNeuro HAL®FIT
画像:Presented by CYBERDYNE
脳神経・筋系の機能の向上を促すNeuro HALFIT®を、自宅で取り組むことができるプログラムです。
新型コロナウィルスの影響による外出自粛や新しい生活様式に対応するために自宅でできるサービスが開始されました。
個人のお客様がHAL®腰タイプをレンタルして、1~3ヶ月間集中して取り組むプログラムです。
自宅で都合の良い時に取り組める利点があり、進捗状況などはオンラインによる専門スタッフのサポートが受けられます。
HAL®腰タイプ
価格:お試し1ヶ月 29,800円/月
継続1ヶ月 88,825円/月
継続2か月 55,550円/月
継続3ヶ月 44,458円/月
主な対象:フレイル・パーキンソン病・脊髄損傷・脳性麻痺・脳卒中など
対象エリア:全国より受付中
一部地域で、お試し訪問・訪問サポート実施中。
※愛知・岐阜・滋賀・京都近郊ではRobo+.netからのサポートも実施できます。(一部エリアを除く)
医療機関で取り組むことが中心であったリハビリですが、ご覧いただいたように最近では保険外でロボットなどの先進的機器を使用したリハビリやトレーニングを受ける事ができる施設が増えてきています。
ロボットリハビリの中心的存在としては、HAL®(CYBERDYNE株式会社)が代表的なロボットとして普及していると言えるでしょう。
テクノロジーを活用したリハビリが実践できる場面が広がっていくことに期待が持てますね。
作成者:逢坂大輔(理学療法士)