介護ロボットの種類を知る
今年度も介護ロボット導入補助事業がスタートしています。
当サイトにも、介護ロボットの導入に興味のある法人や施設の方から相談を受ける事が増えてきています。
「介護ロボットについてどんな種類や製品があるの?」
「どの製品が多く導入されているの?」
といった点を気にされていることも多いようです。
ここでは、介護ロボットの種類や製品について知っておきたい2022として、なるべく最新情報をお伝えできるようにしてみたいと思います。
介護ロボット重点分野と項目
介護ロボットについては厚生労働省から6分野13項目に分類されています。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/53717ea85765e32be14d86f04953628f-1024x575.png)
こちらのイラストはご覧になった方も多いのではないでしょうかね。
注目を集める介護ロボットは?
6つの分野の中で、「これ、使えるよ!」という種類としては、
インカムの他に、
- 見守りツール
- 移乗支援ロボット
- 排泄支援ロボット
- リハビリ向けロボット
という感じになっています。
それぞれの特徴や利点はつぎのとおりです。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/54d5cd1dd909b1d6b4026b5d674c895c-1024x572.png)
次世代型の介護を推進していくのであれば外せないロボット達だと思います。
なかでも、製品数が多い分野としては、「見守りロボット」「移乗支援ロボット」になります。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/1e08f713eecba796274d323957e3be33-1024x575.png)
見守りロボットについては、
- 動作検知タイプ
- バイタルセンシングタイプ
- 睡眠可視化タイプ
といった種類に分けることができます。
動作検知タイプには、カメラが備わっている製品や、カメラを使用せずに動きをキャッチする製品があります。
どちらもプライバシーへの配慮はきっちりとなされています。
- これまでは訪室しないと状況が把握できなかったり、
- 定期巡回の負担が増えてしまっていたり…
- 転倒や転落事故が発生してからでは遅いし…
- どのように事故が起こっていたのか状況把握がしづらかった…
といった施設ごとに抱えている業務課題やお悩みについて、見守りロボットの導入で解決できるケースを多く聞いています。
どのタイプの見守りロボットを選んでいくことが良いのか?という点についてはこちらをご覧ください。
移乗支援ロボットについては、
- 腰痛対策の一環として
- 移乗介助での安全性向上のために
といった理由で導入されることが多いです。
こちらは身体に装着するタイプと、身体に装着せずに機械の力でご利用者を持ち上げる方式のものなどがあります。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/0778f386a583dad71a7f00c4ae7859cf-1024x574.png)
身体に装着するタイプはパワーアシストスーツとも呼ばれ、最近では介護現場での使用に特化した製品も登場してきています。
介護現場で使用できる装着型移乗支援機器についてはこちらをご覧ください。
【介護現場の方必見!】アシストスーツの選び方をまとめています。
↓ ↓ ↓
![](https://cf-robo.com/wp-content/uploads/2022/01/1f7132767994408e54daca0501499470.png)
非装着型の移乗支援機器は、寝たきりの方や重度の方が対象になることが多いです。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/f15c1a4c0131ef25be8ce6a3b29691a0-1024x574.png)
使用場面のイメージとしてはこんな感じかと思います。
![](https://robotasu.net/wp-content/uploads/2022/06/2d6145dd1d0995a9d6423f7321500463-1024x574.png)
排泄支援ロボットにも注目!
他には、排泄を知らせてくれる機器も使用が進んでいます。
こちらは介護保険の適用が開始された製品もあるので寝たきりの方の排泄介助の支援に役立ちます。
介護ロボットの分野別製品情報についてはこちらをご覧ください。
Robo+.netでは、介護ロボットの選び方や活用についての相談を受け付けています。
施設の特性や課題をお聞きして活用に向けたステップ作りや、介護ロボットメーカーへお繋ぎすることも可能です。
介護テクノロジー製品の普及にお役立ちができればと願っています。
作成者:逢坂大輔